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湯来町上多田活性化と今の気持ち
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上多田ビジョン

湯来町上多田地域は人口100名に満たない小さな集落。
5年前、はじめて訪ねた時は秋の夕暮れ。
人がいない、気温が低い、空き家だらけ。寂しさを感じた。
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ほんもろこの稚魚

絶滅危惧種の淡水魚「ほんもろこ」の養殖を本格的に始めて、毎日のように通うようになり、
上多田の素晴らしさを知るようになった。
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Cafeおそらゆきの薪ストーブ

深い山里の夕暮れは早いけど、沈む夕日はオレンジに透けて見えるように綺麗だ。
杉の森からシンと静まった空気が満ちて行く。
薪ストーブの火が暖かい。この薪はいただいたものだ。高齢者が人口の75%以上。
ここで薪をいただくということは重い事なのだ。

田舎CAFEおそらゆき・・・
ほんもろこの養殖の拠点であり、実際にここで食べてもらう場所。
もともと屯所であり、消防団の仕事の後はみんなが集まっては酒を飲んだり語ったりした場所。
上多田に人を呼びたい、そしてこのカフェを中心にまた賑わいを取り戻したい。
そう考えるようになったのは、もうずいぶん前のこと。
みどり会館は集会所。その壁一面に人口が1000人の頃からの写真が飾られている。
みんな笑顔。イキキしている。
「これは誰々さん。ここには百貨店があって・・・」

白井のお母さんの事は絶対に忘れられない。
寒い寒い朝、ほんもろこを収穫する私たちに
暖かいみそ汁とおにぎりを用意してくださった。
どれだけ染みたか。
「料理を人に出す時はどんなときでも味が変わっちゃいけんよ。
きちんと計量して作らんとね。」
でも同じように作っても味がおかあさんのようにはならんよ。
「そりゃ、食べてくれる人の事をどれだけ思いながら作れるかが大事。
おいしいねえ、ゆうて食べてくれる人の事を思いながら作ったら
おいしゅうなるんよ。」

昨年の暮れに亡くなった。
寂しくて仕方ない。今も思い出すと涙が出る。

でも誰より喜んでくれている。
縁もゆかりもないこの上多田に一人で入って来て
大枚はたいて屯所を買い、改修して。
得なんか何もない。
でも白井のおかあさんやおとうさん、薪を持って来てくれたおとうさん、
いつの間にか野菜を置いてくれるおかあさん。
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こうして活性化ビジョンイラストを描いて心から思う。
上多田は必ずこんな町になる。

4月から20代の二人が移住した。
カフェを毎日営業出来る事になった。
うれしい。私がやらなくてもいい。
ここは元気の源になるのだから。

私は相変わらず広島市内から通わなければならない。
しかし空き家の活用ももっと進むだろう。

地域活性は簡単にできるはずがない。
利益だけを追求する人には無理。
かっこだけでやってる人の心はグレーに濁って見える。
4年間通って、よくわかる。

仕事をする上で大切なモノサシになった。
利益だけを追求していては「実」が見えない。
仕事は人が作るもの。
心から役に立ちたい。
そう思うから仕事が生まれる。
「事に仕える」
仕えるは「人」に「士」。
プロだということ。
上多田をにもう一度賑わいを作りたい。
そんな「事」に欲なく「仕える」
だからプロが集まり、志しを高くし、人が人を呼ぶ。
ここに仕事が生まれる。

しかし一番の理由は「好き」だから。
本当はそれ以外になんの理由もないのだ。

この4年間の間に
大きな大きな喜びや繋がりをいただいた。
 今は、自由に動けないけどそれでも志は真っすぐに
強い足腰でしっかりと立って行きたい。

ビジョンイラストが活性化の目指す姿になり
多くの人が笑顔なってくれることが私の願い。

ここまで来れた事に本当に感謝です。

沢山の人に支えられて上多田は元気な町になります。
by oishii-kurashi-no | 2014-04-01 20:41



テーブルの上の笑顔のあれこれ。
by oishii-kurashi-no